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ローフードは、Raw(生の)・Food(食事)の意

果物や野菜を、加熱せずに丸ごと食べることで、それらに含まれる酵素やビタミン、ミネラル、水分などをより効果的に取り入れることのできる食事のことをいいます。

どうして生(RAW)が良いの?

その一つには、生の食べ物には、酵素が含まれているという点があります。

私たちの体内にも2万種類もの酵素が存在していますが、その働きとしては大きく2つに分類することができます。

一つは、「消化酵素」と呼ばれ、食べたものを消化・分解してくれる酵素。

(アミラーゼ、ペプシン、リパーゼなども消化酵素の一例)

もう一つは、「代謝酵素」と呼ばれる体の代謝に関わる酵素で、消化酵素によって作られた栄養素を細胞内に取り込みエネルギーを生産する、細胞の入れ替えを行い、不要になったものを体外へ排出するといった役割があります。

1日に生産できる酵素の量は一定とも言われてますので、消化のために沢山の消化酵素が使われると、代謝酵素が機能しなくなってしまいます。

私たちがローフードを食するとき、ローフード自体に含まれる酵素の働きで自己消化がなされるため、体内の消化酵素をほとんど必要としません。代謝酵素を活発に働かせることができ、便秘改善、免疫力アップ、肌質改善、記憶力や思考力の向上など、様々な効果が得られると言われています。

ローフードは、人類歴史から見て最も古くからある食べ方

現在ローフードは最新の栄養学で注目されていますが、人類の歴史をたどると、人類はおよそ2000万年をかけて進化し、その歴史の90%は植物(果物、種実類、花、葉、草)を食べていました。

一方、狩猟採集で肉食をしていた時代は人類進化の歴史の最後 200万年前の旧石器時代以降。人類歴史の最後 10%にすぎないことが分かります。

又、人類が火を発見して以降の歴史はおよそ50万年といわれており、人類が火を使用して調理するようになったのは人類の歴史からすると、ごく最近とも言えるでしょう。

人間は果食動物だった?

人間の体の仕組みと生理的な機能を観察すると、実は、オランウータンやチンパンジーといった果食動物の体の仕組みとよく似ていると言われています。

例えば、果食動物の歯は、全体がほぼ同じ高さで、犬歯はわずかに長く円錐形ですが、鋭くはありません。臼歯は先が広くなっており、肉を噛むのに好都合な尖った形はしていません。

人間の歯も、この果食動物の歯の特徴をそのままもっています。

さらに、果食動物の腸の長さは、体長(口から肛門まで)の10倍から12倍で、胃は肉食動物の胃よりやや大きく、腸との間に十二指腸をもっています。これは、人間の消化管の構造とまったく同じであるそうです。

文明が進化した現代においても、人間の体の構造や生理機能は類人猿と同じなのです。

ローフードを実践していた歴史上の有名な人物といえば…

 

世界三大賢者の一人、古代ギリシャの哲学者・数学者であるピタゴラスの主食は果物だったと言われています。今から2,500年以上も前に、今日のローフードの背景となる健康哲学を説いていました。

ヒポクラテス、ソクラテス、プラトン、アリストテレスなども、その仲間と言われています。

野菜と果物は自然の恵みそのもの

 

私たちが自然に触れると深い安らぎを感じられるのは、私たち人間も自然の一部で、自然と繋がりあっていることの証だと思います。

生命力ある色とりどりの野菜や果物も、自然の恵みそのもの。

見て、触れて、匂って、味わって...、ローフードを暮らしに取り入れると、それぞれの感覚器官が喜んでいるのを感じられるようになります。

自らの心や体が本当に欲しているものは何かを知ることで、真に快適な食生活へシフトしていく…。CASA LUNAでは、そのようなきっかけをご提供できればと思っています

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